「芋煮」について。それは東北の行事でありレジャー

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先日、この記事を読みました。

ゲーム内での芋煮の“解釈違い”に対し山形出身スタッフからクレームが入り謝罪文が掲載される「東北の芋煮は火薬庫」「それは芋煮じゃなくてお惣菜」
芋煮のシーズンはそろそろ終わりを迎えます

山形出身の内部スタッフからダメ出しが入ったとの事。

内部にスタッフがいたのならば!
何故最初からその人に聞かなかったのか?

これは企業の報・連・相を徹底していないとどうなるのかの具体例なのではないでしょうか…あの、わりとマジで。

そして東北人としては「芋煮ってホントにローカルな行事なんだな」と不思議に思いました。

という訳で、芋煮についての記事です。

芋煮はメニューではない、行事でありレジャーである

すごく大さっぱに説明すると「芋の入った汁物を、複数人で、キャンプみたいに野外で、薪を使った直火で作って、食べる」という行事です。

芋煮シーズンになると「今年もう芋煮した?」が挨拶みたいになります。春に「花見した?」と同じようなものです。

東北各地で味つけが違い戦争をしている

  • 山形:醤油+牛
  • 宮城:味噌+豚
  • 福島:味噌と醤油+豚
  • 秋田:味噌+鳥
  • 岩手:醤油+鳥

という組み合わせです。正直どれもおいしいです。

この中で特に激戦を繰り広げているのが山形VS宮城の印象。きのこVSたけのこのような、きつねVSたぬきのような因縁の戦いが繰り広げられています。

山形では毎年、ショベルカーをおたま代わりに超大鍋で作る特大芋煮をするイベントが行われています。

そして宮城の組み合わせに「これ豚汁じゃない?」は禁句です。恐ろしい目に遭います…。

必要なものは薪と水辺

材料と参加する人間を揃えたら、あとは参加人数に合わせた大きな鍋、薪、火を使ってもいい水辺が必要です。

でもこれは芋煮をする土地なら簡単に揃えられます。

この時期、大鍋はスーパーで無料貸し出しされるのでそこで買い物してお借りすればいいし、薪なんてコンビニで買えます。この時期水辺近くのコンビニでは自動ドアの横に積んであります。水辺はダメなところは「ここで火をつかってはいけません」のような注意書きを出しておかないと芋煮の餌食になるのを管理する人たちも分かっていますから。

手配が終わったら材料をチェックし、参加者全員に「あなたは里芋ね」「あなたはニンジン」と分担して材料を切って、場合によっては下茹でまでしてもらって、当日持ち寄ります。

参加者が多くて材料に貢献しないひとは当日の芋煮作成。それでも人手が余ったら最後の片づけ。

「コミケに客はいない」という名言がありますが、芋煮も同じようなものです。仲間内でやるレジャーなので、参加するなら何か仕事をして貢献する姿勢が大切。そうでないひとは参加してもただの「客」であり、仲間ではありません。

あと、有志がキャンプ用のバーベキューコンロを持ってきて、炭火で肉や野菜を焼いてくれたりします。副菜でBBQ。明らかに食べすぎになるんですが、おいしいから仕方ないです。

秋に行い、参加者はみんな何か仕事をするもの

東北の秋、しかも寒くなってきたあたりに行うのでぶっちゃけ寒いんですよね…だからこそみんなで鍋(火)の周りに集まり、煮えるまでどうでもいい話をします。寒いとか言いながらビール飲むし。

逆にお天気に恵まれて温かいと、サッカーし出したりあたりを散策したり友人が連れてきた犬と戯れたりと料理して食べての間に遊びます。川辺でやるものなのでダムとかキャンプ場あたりまで足を延ばす必要があり、だから景色、特に時期的に紅葉が綺麗なんですよ…

鍋なのでシメも大切

鍋の中身が少なくなったらシメに入ります。うどんが多いです。スーパーで買える中で一番手軽なので。家からタッパーにつめてご飯を持ってきてもいいです。

以前2種類作ったとき山形風には「カレールー+うどん」でカレーうどん、宮城風には「ご飯とピザチーズ」でリゾット風おじやにした事があり、あまりのおいしさにそれまでさんざん食べたのに底までさらって完食したことがあります。

楽しいレジャーなので思い出深いし、その思い出と味覚が直結しているので、だからこそ芋煮戦争は根深いのかな、と書いていて思いました。

ちなみに東北の中で唯一芋煮の話題が出ない青森…

少なくともわたしは青森では芋煮をした事がないんですよね。青森の秋はぶどう狩りしながらジンギスカンだったんですが、ホントのところどうなんでしょう。実体に迫る前に引っ越してしまった。

今度青森の人に聞いてみようと思います。

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