「オラにほんのちょっとずつだけ材料をわけてくれ!」状態でマスクを手作りしています

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以前、「医療関係に使い捨てマスクを回すことを考えれば、一般人は布マスクでいいのでは?」という事を書きました。

あの時はまだ『手作り布マスク』がSNS辺りで話題に出始めていて、でも「わー器用だな、可愛いな」みたいな…なんていうか、まさか自分で作るまでは考えていない状態でした。
書いている通り、我が家近辺では布マスクがお店で買えていたので…。

でも今、せっせとマスクを作っています。

こんな感じ

手作りマスクの良さはイージ-オーダーメイドに有り

以前も書きましたが、わたしは顔がでっかいのです。
マスクをすると耳が痛くなるし話しているとズレて顎が出そうになってくるし…それでマスクとは疎遠でした。

きっかけは職場。

業種は積極業ではないのですが「さすがに今の状況でノーマスクはダメだろ」ってことになり、職場から布マスクが支給されました。
鼻からあごにかけて一本の線が入っているように見える、立体型のマスクです。

つけてみたらこれが、意外に良かったんです。
ただ、やっぱりもうちょっと、ほんのちょっとだけ、あごの部分の布面積が多めだったらな…と思いました。

で、その布マスクから型を取り、あご部分を1cm足して型紙を作成。それで作ってみたら…

すごい!ばっちりの付け心地!

マスクの下を1cm伸ばしただけなんですが、不思議と顔全体を守ってくれているようなフィット感。
大成功と自賛してもいいんじゃないか?ってくらいの出来でした。うれしい!

材料不足は元気玉状態で補えた

簡単に「作った」と書きましたが、問題はありました。

材料のガーゼとゴムが…手に入らない…!
ニュースになるくらい品薄になっていました。わたし、いつも出遅れてるなぁ…。

でもちゃんと助けが来るものですね。

友人や家族など周りのひとに「マスク作ろうと思ったのに材料なかった」と言ったら、「うちにあるものでいいならあげるよ」と、ちょっとづつ材料が集まってきたんです…!

表地は同僚から。
裏地は母から。
ゴムは友人から。

みんなありがとう!っていうか、ソーイングやってたって聞いた事もなかったけど、なんでこんなちょうどいい生地を持っていたの?

で、「おかげさまでこんなマスクになったよ~」と見せると「えっホントに作ったの?あっすごいちゃんと出来てる!」といい反応をくれます。それもまたうれしい、ありがとう…!

お礼におすそ分け

で、ひとり大きさにツッコんでくれた人がいて、「実は既成マスクから型を取って微調整した」と話したら「それすごくいい!」って反応でした。
「わたしもあご部分が心許ないと思ってたから」と。

おお同志よ、と感じ「材料が一人分くらい残ってるから、よかったら作ろうか?」と言ったら喜んでくれました。
で、作って渡したらさらに喜んでくれました。お礼にとキャラメルポップコーンと、家にあったというゴム紐をくれました。

お裁縫が上手ではないので、いままで人に作ってあげたことってほとんどなかったのですが、こういうのも嬉しいものですね。

そしてそこからさらに妹から「うちにも作ってもらえないか」というオーダー。
「子ども用のマスクが欲しい、使い捨てマスクを洗ってつかわせてるんだけどボロでやだーとか言い出して…」と切羽詰まった様子。

「もう布を使い切っちゃったから、生地を調達できれば…それと子ども用の型紙がないからサンプルのため今使っているマスクも見せてほしいんだけど」と言ったら次の日の朝に家に持ってきて、「よろしく!」って3分で帰って行きました。まあ、このご時世お茶でも飲んでいきなよとは言えないですけどね…。

しかし、よく材料があったなーと見てみたら、姪っ子が赤ん坊のときに使っていたガーゼハンカチでした。これは水通しもバッチリ!

子ども用マスクから型紙を作ります。今回は微調整なしでOK。
無地の白を裏に、柄ありのは表にして、ピンクのヘアゴムを使用。材料は3枚分くらいはありましたが、とりあえず1枚、あと大人用も1枚作ってLINE。

「とりあえず1枚できたよ、ゴムはそっちで本人に確認してもらいながら調整したほうがいいよ、OKならもっと作るよ」と連絡したらその日のうちに取りにきました。

「もう出来たの?早いねー」
「朝出して夕方仕上がる」
「ホワイト急便かw」
「あとこれは大人用ね。子どもに着けさせるものだから、保護者の皆様にって感じで使用感を体感できたほうがいいかなって思って…」
「えっすごい!布あったの?」
「使ってないハンカチの中にいいのがあったから。いらなかったらわたしが使うから返してくれたら」
「おおーありがと、使うわ…待ってこれ、ゴムの調整が地味に難しい!」

出来立てのマスクを着け、通したけど結んでいないゴム紐がぺろんと垂れた子どもマスク1枚を手にして帰っていきました。あれだけのためにわざわざ…ホントに困ってたんだな…。

で、肝心の姪っ子はマスクの柄を「なんか見たことある」と言いながら一日使用して文句も出なかったそうで、無事あと2枚追加して作り、引き渡しました。
裏地用のガーゼハンカチは数枚余ったのですが「よかったら使って」と置いていってくれて、さらにお礼にとアイス2箱くれました。

それで自分の分の予備と、母の分も作成してプレゼント。

善意で永久機関になってる

最初は自分の分1枚ですら材料が無かったのに、まだ生地が残っています。

わたしの愚痴を聞いて自分が持ってるものを提供してくれて、
それで作ったマスクを上げた人が、また持っているものを提供してくれて…

今回マスクを作るのが楽しいのは、こういう気持ちもあるのかなーと思っています。

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