キャッチフレーズは「遅効性SF」。努力と仕込みはじわじわ効いてくる良薬だから:“ワールドトリガー”ジャンプコミックス

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先日再アニメ化発表!2019年最後にすごいニュースが飛び込んできました。嬉しい!

「ワールドトリガー」は2019年12月時点で21巻が出ている漫画。月一発行のジャンプSQ(スクエア)で連載中。作者は葦原大介さん。

話の展開があまりにも巧みなため、毎月楽しみに読み、読み終わっては次の展開を予想しながら楽しみに待つ生活になるせいで、暇な時間がありません。

この漫画の魅力は語りつくせないほどあるので、とりあえず3つ。

内容を楽しむための設定が上手

内容はSFでバトルものなので、当然剣や銃で闘う事がメイン。

こういうバトルものの欠点は「残酷シーンが苦手」「強さがインフレする」ですが、それが起こらないような設定になっています。

その設定のひとつが「トリオン体」…特殊な人工のボディ。戦闘になったら戦闘員の体がシュッとこのトリオン体に置き換わります。

首を飛ばされても胴体が真っ二つになっても「戦闘体が破損したためリタイア」となります。

この設定により、「残酷シーンがあるのはイヤ」という層も問題なし。

首や腕がバンバン飛んでも日曜の朝(子供向けの放送時間)のアニメ化が可能だったはこの設定のおかげと言えると思います。斬られたところから吹き出すのは血しぶきじゃなくてキラキラした粒子なので。

また、強キャラクターの使い捨てを避けられています。

勝負の駆け引きが面白い

スポーツやボードゲームはちゃんとルールが決まっています。でも、そこに不自由を感じません。ルールに則った動きをしても、プロがやると「すごい試合だった」とか「歴史に残る名勝負だった」という展開が出てきますよね。

ワールドトリガーの楽しさはそれに近い。高レベルのゲーム対戦を観ているように駆け引きがあり、その読み合いで勝ったり負けたりします。

ワールドトリガー世界では戦闘にそれぞれのスタイルがあり、各自に一長一短があります。

剣を使う(短距離に強いが狙撃されやすい)、
銃を使う(中距離に強いが種類が少ない・エネルギー消費量が多め)、
狙撃銃を使う(長距離に強いが接近されると自分を守れない)、
罠を使う(距離無しでいけるが敵の動きを読む必要がある)など。

そして数人でチームを組み、短所を補いあって戦闘に臨みます。

そのため、初期に出てきた強いキャラクターが話が進むとフェードアウトしていったりしません。レベルの差をある程度仲間の連携と敵の行動を読むことで埋められます。

「あらゆる要素を使って 相手の動きをコントロールするんだ」とは作中のセリフですが、これが上手なのはどっちだ?とワクワクしながら見守る楽しさがあります。

余計な要素がない

ストーリーのテンポを悪くするモノ…「恋愛要素」とか「組織内で足を引っ張っぱるお荷物役」。

そういうものがありません。上記に書いたように、大量の思考の読み合いや駆け引きが飛び交うのに話が分かりやすくスッキリしているのはこの為だと思います。

少なくとも現時点ではガッツリした恋愛感情は出ておらず憧れやファン心理にとどまっており、しかもそれが相手の手を読む一助になっている場合もあります。

ホント良くできてる。

もし今後、お荷物キャラや恋愛要素が前面に出てきても、それによって物語が動く事が考えられるため「それはそれで楽しみ!」と期待できます。

…ところでこの「余計な要素がない状態」、このスッキリさを表現する言葉がなにかあるのではないか…と探してみたのですが、見つけられませんでした。ご存知の方は教えてください。

終わりに

正直わたしの語彙力では表現できないです。あと書くために単行本を読み返すとついそのまま読み込んでしまって、なかなか書けませんでした…

とにかく、よくできた物語は観て心地良い。

この心地よさをぜひ体験してみてください。

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