2月の夜に、防災用のアルミブランケットで寝てみました

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震災から10年ですね

あの時、何度も余震があって、電気もガスも水も止まって、寒くて、知人と連絡が取れなくて、他にもいろいろ大変だったけど、家が無くならなかった事は幸いだった…と言えると思います。

暖かい事、ちゃんと寝る事。この大切さを実感しました。

という訳で、以前から気になっていた防災用のアルミブランケット。購入しようか迷っていたんですが、先日の大雪で車に3日間くらい閉じ込められた事故の事もあり、やっぱり買っておこう!と思い立ちました。

●オレンジのブランケットを購入

100均でもこの手のブランケットは入手できるんですが
「寝るときは音がけっこう気になる」との情報があり、同時に
「通常のシルバーよりオレンジ色が非常時には目立つ(探索時に見つけてもらいやすい)」
との話も聞いたので、ちょっと高いものを買う事にしました…とはいえ、

購入したのはこちら。

https://amzn.to/3037Hed

4コで1700円弱。高いと言っても100均に比べれば程度で、これで困った時に凌げるなら安いです。


けっこう小さいです。1コは車に積んで置くことにしました。

これで少しは備えになったと思いつつ、

………。

これ、ホントに使ったら温かいんだろうか?

効果を知りたい。寝てみました

災害に備えるとかいう殊勝な心掛けではなく好奇心100%なんですが、これを一晩使ってみよう!と思い立ちました。

さっそく袋から取り出して広げてみると、かけ布団とほぼ同じ大きさ。これなら体を包む事が可能なサイズ。

そしてくるまって横になってみたんですが…
うわ、これ無理、寝れない!

理由は…軽さと、下の硬さ。

寝ようとすると、それまで気にならなかったフローリングの硬さが睡眠を邪魔してきます。
これ、避難所で寝るときは下に畳、せめてダンボールが欲しくなるだろうな…

そして軽さがツラい。なんだか心許ないのと、重みのないせいで簡単にスキマができるらしく寝返りを打つと必ずどこかがスースーします。
夏は同じスタイル(ベッドマットにタオルケット一枚)で寝られるのですが、あれは暑いから成り立つんですね…冬は無理…。

結果的に「いつものベッドで毛布一枚+このブランケット」で寝る事にしました。

部屋の明かりを消して横になり…うん、『静音』と書いているだけあって少しシャカシャカという音はしますが、さほどうるさく感じません。
あ、でも、非常時に周りに人がいる状態で寝てたら気になっちゃうのかな。今は気にならないけど…。

そして、ちゃんと暖かい!
すごいな…なんというか、「体の熱は逃がさない」という感じです。わたしは冷え性じゃないんですが、あんまり体温が高くない人とか冷え性で足先が冷たい人の場合はどうなんでしょう。

そして前述の通り、体の上にかかっているお布団が軽いのが気になる…
これ、寝れるのかなスヤァ…グー…グー…。

という感じで、気づいたら朝に目覚めてました。なんだかんだ言ってグッスリ寝ちゃった…自分の安眠できる体質が頼もしいですわハハハ…全然レビューの役に立たない。

しかし暖かい…というか暖かすぎる!蒸された感じであっつい!
めくってみたら、ブランケットの裏側は水滴でいっぱいでした。霧吹きでシュッとしたのかというくらい濡れてる。
確かに人体は睡眠時にコップ一杯分の汗をかいていると聞いてはいましたが、こんななの?!とびっくりしました。
普通のお布団は布地だから気づけないだけで、実際は毎晩こんなに水気があるんですね。これからは可能な限りお布団を干していきたい所存です。

アルミブランケットは裏返しにした状態で広げてタオルで水滴を拭きとり、ベランダに干し、また折り畳みました。
けっこう使用後の後始末もかかります。普通のお布団の優秀さがわかるなあ。

一晩寝てみた感想まとめ

使用前は小さく、広げたら思ったより大きかった
ホントに暖かい
音も気にならない
軽くて寝る時は心許ない
後片付けに手がかかる
オレンジ色確かに目立つ
でも寝ちゃえば気にならない

いい買い物したと思います。
災害の備えにはなったけど…これを使う事がありませんように。無駄になりますように。

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