へたった座布団を分解して作り直してみました

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座布団を分解しました。こんなやつです。

ダイニングテーブルの椅子に乗せていたのですが、長年の使用でぺたんこになってきました。
「そろそろ新しく買おう」と言いだして…その、早1年くらい経っています。

なぜかと言うと、新しく購入する座布団に対して条件をつけたから。
別にものすごく高度な事を要求している訳ではなくて、

・今の形と同じ(台形で角が丸いもの)
・ひも付き
・外して洗えるカバー

の3点なのですが、なかなか難しいものですね…
ようやく条件を満たしたものを見つけても、今度はクッションの具合が気に食わなかったりして。

そして探してる間にも普通に椅子を使うので、座布団はさらにちょっとづつ、座り心地が悪くなってくるわけです。

で、ふと思った事。

「これ、2枚重ねにしたらどうだろう?」

家族にバラしていいか確認を取ったところ、快諾。まあ、かなりへたってましたからね…。
よしやってみるか!

切り刻む

ニッパーで端っこの糸をほどいて、そこからハサミを突っ込んでぐるっと切りました。さながら、昭和の缶切りのように。

中央のボタンのような丸は裏表を貫通して縫ってあるだけでした。バラして気づいたんですが、これはただの模様ではなく、縫い留めて中綿がズレないようになっています。なるほどー、飾りと機能を兼ねている…。

ここもニッパーで糸を外しました。

分解した座布団はこんな感じ。

左はカバーの後ろ側の布だったもの

分解してみると、そんなに高くはなかった座布団ですが、作りがちゃんとしていると分かります。

まず中綿。
黄色い少し固めのスポンジを白くてふわふわの綿クッションの形に整えてそれで挟んであります。これで芯のあるやわらかさを出していたんだなー。

そしてカバー。
上は秋物のジャケットでも作れそうな厚手の生地で、一切傷んでいません。
そして紐まで同じ生地で作ってる。
作ったことがある人は分かると思うんですけど、こういう紐って筒状に縫って裏返す、あの作業が大変なんですよね。

下も、こちらは薄目の布地ですが全然傷んでいません。
色あせもなし。

うーん、こんな作りになってるんだなー。

などと感心しながらも、4枚あった座布団を全部ばらし終わりました。

綿を入れる袋を作る

あとは中綿だけ2枚に重ねて、それが入るクッションカバーを作るだけ…なのですが、ここで問題発生。

布がなかった…。

…まあ、もともと外せるタイプのクッションカバーを作る予定だったので、今回は「クッションの綿を覆う袋」を作るトコロまでって事で。予定通りです。うん。
後日ダークブラウン系の布地を買ってきて、ちゃんとしたものを作ります。

こんな感じに

劇的にふっかふか!って訳ではなく「あ、ちょっとお尻への当たりがふわっとなった」という変化。
とはいえ今まで煎餅みたいな座布団だったので、やっぱりやってみてよかったです。

あと、作ってみてわかるのは「確実に既製品のほうが安い」。

現時点ではお金かかっていませんけど、もし中綿から買って一から作るとなると、材料費はけっこうかかります。

そこにさらに手間と時間がかかる事を考えると、絶対買ってきたほうが安いです。
わたしはやりたいからやりますが…。

近所の手芸屋さんに、いい布あるといいなー。

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