そば湯でアレンジレシピ。栄養を捨てずにスイーツとして食べました

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先日、十割そばを食べました。

乾麺で購入し、自宅で茹でて食べたのですが、
最初は何も考えず普通に調理していたのに、茹でた麺をざるに上げようとした瞬間「あっこれそば湯だ!」と思い出し慌ててシンクに流すのを留める事ができました。危ない危ない。

栄養いっぱいだけど、たくさん飲めない

で、ふと「これでわらび餅みたいな、葛餅みたいな…なんかああいうモノ作れないかな?」と思いつき、試しに作ってみました。

参考にしたレシピはこちらですが、材料が材料なので水と片栗粉の分量しか参考にしていません。砂糖もつかいませんでした。つまりそば湯と片栗粉のみ。
すいませんキューピーさん大変助かりました…。

黒糖くずもち|キユーピー3分クッキング
片栗粉でも驚きのフルフル感です「黒糖くずもち」のレシピを紹介!

大雑把な手順はこんな感じ。

小鍋にそば湯を入れて温める

火をつけたまま水とき片栗粉を注ぎ木べらでかき混ぜる

片栗粉のせいで白く濁った感じが元に戻ったら火を止める

何分かかき混ぜ続けると固まりだしてもちもちになる

ボウルに氷水を用意し、一口大にちぎって入れて冷やす

取り出す
やってみると、かなり片栗粉を使うことが分かります。キューピーさんのレシピだと「水350mlに対して片栗粉60g」。今回、そばのゆで汁は800mlくらいあったため、「この量に対応させると…えっ120グラム以上?!」ってなりました。実際は一気に入れずに練りながら調整したので全量は使いませんでしたが。火を入れて練っているとゆっくり固くなっていくので、感覚で調整するといいと思います。
 
あと、鍋はテフロン加工を推奨。出来た餅はシリコンへらで掻き取れるだけ取ったんですが、ドロベタとしたものが多く付着していると洗い物が大変です。テフロンのほうが鍋肌に残る量が少ない、ような気がしました。そしてかき混ぜるので、深型の鍋が作業しやすいです。

お皿によそって、きな粉とハチミツをかけたものがこの写真。

はちみつが埋まっちゃったけど、けっこうかけてます

好評でした

食べてみたら、期待以上のおいしさでした。
もちもち、くにゅくにゅとした食感と、やさしい甘み。食べやすい。

試しに家族にも出してみたら
「また食べたいから十割そば買ってこなくちゃ」と本末転倒な事を言い出すくらい好評でした。
約1リットル弱のそば湯で作った餅なので、おっきいタッパーひとつできたのですが3日ではけて、作ったこちらとしても一安心。

きな粉も訳アリ

上に掛けたきな粉も、実は半分米ぬかです。

今ちょうど、無農薬の玄米を購入し食べていまして、
でも、あの…玄米、食べにくくて…。健康にいいのは分かっているんですが。自宅で精米して食べています。

で、この残った米ぬかも食べちゃえば、玄米食べたのと同じでは?という乱暴な理論で、鉄のフライパンで乾煎りしました。

米ぬかって乾煎りするとふわ~っと甘い、いい香りがするんですよ…
気を付けないとあっというまに焦げますけど(何度もやらかした)

きな粉を同量混ぜて、ヨーグルトを食べるときのトッピングのひとつに使っていました。
うすぼんやりとした優しい甘さがして、イイ感じなのです。

飲めないなら食べればいいじゃない

こういう話を聞いたことがあります。

昔、そばは丸めて蒸して食べるお団子、つまり「蕎麦がき」だった。
そのうち細長く麺にして、茹でて食べるようになった。麺のほうがおいしい。
でも茹でると欠点が生まれた。栄養が茹で汁に流れ落ちてしまった。
だからそば湯にして一緒に出した。

食物繊維とかビタミンBとかカリウムとか、水溶性の栄養がいっぱい含まれていて、新陳代謝とか疲労回復とか老化とか、各種に役に立つわけです。

そう言われると「飲んでおこう」という気持ちになりますが、でもそんないっぱい飲めないですよね。せいぜい湯呑で一杯程度です。
だっておそば食べた直後でお腹いっぱいですし。

だからおやつの時間に食べます。

思い付き料理でしたが、
おいしくできたし、
家族も喜んでくれたし、
もったいないところを使えました。
よかった。

うどんとかパスタの茹で汁ではできないので(塩分量が違うからしょっぱい)、十割そばを茹でたときだけの我が家のお楽しみがひとつ増えました。

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