必要なもの
- 洗剤
- 洗濯機の取扱説明書
- 洗濯したい服の品質表示タグ
- ハンガー、ピンチハンガー等
ここ15年くらいセルフクリーニングしています
大昔の話ですが。
気に入っていたツーピースをクリーニング屋さんに出したら、ジャケットだけ返ってきたことがあります。まさかのスカート紛失。
ツーピースで上だけって、もうどうしようもないんですよね…。他のスカートと合わせようとしても全然しっくりこない。
クリーニング屋さんはすごい勢いで謝ってくれて、買いなおして請求してくださいとお願いされたんですが、もう同じ服は売っていませんでした。
それ以降「クリーニング屋さんに洗濯物をだせない病」です。
「紛失の可能性があるんだ…」とつい考えちゃう。
よりにもよって一番気に入っていた服がそうなっちゃったからかなあ…
そして「紛失されるくらいなら、自分で洗濯してダメにしちゃったほうがまだ納得がいく!」という開き直りの度胸が生まれ、それからは「水洗い不可」の服も自分で洗濯しています。
けっこう洗えるモノです
経験上、水に濡らしてはいけないモノ=皮製品でなかったら、基本なんでも洗濯できました。
例えばこれ。春物コートのタグです。
水洗い不可・ドライクリーニングの表示がありますが…
素材表示は「綿」と「ポリエステル」。どちらも洗えるはずのものです。
なぜ洗濯できる素材で作っているのに、洗うなと書いているのか?
注意するポイントは2つ
それは布の縮みや形崩れを避けるため、だそうです。
「形を保つためにはプロの技に委ねてね。自分で洗って形がおかしくなっても、責任持てませんよ」って事。
つまり「縮ませない・形を崩さない」ように気をつけて洗って干せばOK。自分の責任は自分で取る覚悟があるなら挑戦あるのみ!です。
まずは洗剤をチョイス
わたしはずっとコレです。
以前はこれしか売っていなかったんですが、最近はドライクリーニング用の洗剤もけっこう種類があるんですね。
最初は一枚ずつ試してみる
色落ちの可能性もあるので、初めて洗うなら1枚ずつチャレンジ。
そして洗剤の使い方を読んで、その通りに洗う。
前述の「ドライアップ」ならこんな感じ。
洗面器や洗面台に水を張って洗剤を入れてかき混ぜる
↓
洗濯ネットに洗いたい服を一枚、畳んで入れる
↓
そっと洗濯物を入れる
↓
3~5分、触らずにそのまま
↓
脱水。脱水し過ぎないよう、洗濯機に入れるなら2分くらい回したら手動で切る
↓
すすぎに入る。洗面器に水を張り、そっと洗濯物を入れる
↓
動かさない
↓
脱水。先ほどと同じく脱水し過ぎに注意
↓
もう一度同じ手順で脱水
これで洗いは終わり。あとは干すだけです。
「干す」がポイント
洗濯物は干した姿のままで乾きます。なので干す時に「形を整える、伸ばさない、片寄らせない」で形崩れ問題は回避できます。
セーターなら肩の部分はしっかりした太いハンガーを使い、袖はそっと持ち上げて「肩を抱く」みたいなポーズをさせておくとか、
寝かせて干すタイプの物干し台を使うとか。
わたしは「逆さにして干し、重みで首や肩が伸びるのを防ぐ。その際はピンチハンガーの洗濯ばさみを胴回りにいっぱいつかい、袖口も片方で2、3個は使って重みを均等にかける」という、技…ってほどでもないですが、そうやって干しています。
スカートだったらさすがに逆さにはしませんが、胴回りのベルト部分にたくさん洗濯ばさみを使います。これで今のところ敗北なし。
あと、お天気のいい日を選ぶのも成功ポイントだと思います。
ずーっと干してると、どんなに頑張ってもさすがに伸びる・形崩れする危険性が高まります。
そうかといって乾燥機にかけるのも、やっぱり縮む可能性が上がってしまうので、
長くても2日で自然乾燥し取り込める、そんな日を選んでドライクリーニングしています。
いいこといっぱい
手数がかかりますが、セルフクリーニングはメリットがあります。
安いし
(洗剤一本で十枚以上も洗える)
キレイになるし
(今までクリーニング店に出していた服を自分で洗うと、洗面器の水が真っ黒くなります。ドライクリーニングは水洗いと違う手段の洗濯なので、皮脂汚れは全く落とさないからです。理屈ではわかるんですが、アレは衝撃でした…)
管理が行き届くようになります
(洗濯前にシミやホツレがないか確認し手直しをして、手間をかけて洗濯…この服にそうするだけの価値はあるか?と自問する事になるので、維持管理か断捨離かの選択を迫るいい機会)。
もちろん、人によってはプロの手でクリーニングをしたほうがいい物もあると思います。絶対こっちがいい!とは言えません。セルフは手間と暇がかかり、最初は勇気が必要です。
でも…セルフクリーニング、オススメです。
追記:さらに洗濯しました
コメント
[…] […]