前回、うっかり「ホットケーキミックス1袋」のグラム数を確認しなかったレモンケーキ。
ちゃんとリカバリできて、それなりにおいしくはできました。
でも…。
失敗を踏まえてあの味なら、本来はたぶんもっとおいしいに違いない。
ここは作り直して真の姿を解放するべきではないだろうか、レシピを公開してくださった志麻さんに申し訳ない…!
という訳で、もう一回作りました。
軽量きっちり
まずはホットケーキミックス1袋を開けて軽量。50g残して…よし、これで150g。ボールに入れます。
(ちなみに、お菓子作りに詳しい妹にホットケーキミックスの件をこぼしたら「メーカーとか種類による。150g×4袋のモノも200g×3袋のモノもあるし、600g1袋のモノももちろんある」との事でした。そっかー、確認必須ですね…。)
そして今回新しくチャレンジするのは、動画で志麻さんがちらりと触れていた「レモンの皮をすりおろして入れると大人向けになる」というヤツ。
では、皮をすりおろし…って、あれ?
どのくらいの量?
とりあえず、レモンの表面二分の一、皮をすりおろして入れてみました。いい香り。
全部材料をいれてまぜまぜ。
そうしたら…あっすごい!
もうこの時点で生地の様子が前回とは全然違います…!なめらか!
型に流し込むのも楽々です。
もう一工夫
そして飾りのレモンを上に乗せます。
レシピでは薄く切った輪切りでしたが、前回の出来を参考にして、わざと三日月になるようにうす~く切って並べました。
理由は、切るときに飾り皮が切りにくかったからです。
一切れに切ったときに上にちょんとのっかっているイメージで、幅の細いレモン皮を何枚か並べてみました。
オーブンに入れて…スイッチオン!
完璧だった
見た目は前回と変わらずいい感じです。このレシピ、飾り皮がいいポイントになっていますよね。
粗熱をとってナイフで切ってみて…
あっ!!
手ごたえが違う!前回よりいい!
前回は「ザクッ」でしたが、今回は「ふわっ寄りのサクッ」とした切りごたえ…!
そして肝心の、お味。
…前回と違う…ハッキリ違う…!
お菓子のレシピは軽量の正確さでかなりの差がでる、という事は知識としては知っていましたが…すごい、こんなに違うんだ…!風味も舌ざわりも、前回とは前回より全然違う!
皮のすりおろしはマストにしたい
そして驚いたのは、すりおろしたレモン皮の存在が感じられない事でした。
実は予想では、もっと酸味か苦みが出て、それがおいしさになるのかな?と思ったんです。だって柑橘類の皮を生で入れる訳ですし…
それなのに「皮いれたの?」というくらいわからない。酸っぱくも苦くもない。
ただ、確実に前回より味がハッキリしているんです。
そしてそれが皮をいれた効果なのでは…?と思います。いわゆる、薬味の働き。
薬味って、もともとの味を引き立たせるために入れるものですよね。
突然ですが、わたしはサンドウィッチを作るのが好きです。
で、必ずバターにからしを加えて「からしバター」にしたものを使います。
そのほうがただのバターで作ったものより味がハッキリして、おいしくなるんです。
味の解像度が上がる、というか…なんて表現すればいいのか困るんですが…。
レモンの皮は、同じような効果があるのかもしれません。これは「入れてもおいしくなる」じゃなくて「入れたほうがいい!」と思うレベルです。
まとめ
とにかく「やっぱり再チャレンジしてよかった!」が、今回の感想です。
ちゃんと指定の量を守る事で発揮されるレシピの本当のおいしさを実感できました。
あと、大変私的なことなんですが、ずっと疑問に思っていた事の答えを得られたのも収穫でした。
ずっと思ってたんです、「レモンを買ってきて絞った汁を入れる、って…それ、ポッカレモンじゃダメなの?」って。
でも、今回のレシピは皮を入れることでおいしさが引き立っていた。
だから実物のレモンのほうがいいんだ…なるほど!と、納得がいきました。
(そうすると次に「じゃ皮を使わないレシピは…?」という疑問が生まれてしまうんですが…そこはポッカレモンにしちゃうだろうな…)
このレシピは自作のレシピノート入りです。国産レモンが手に入ったら今後も作ると思います。
楽しかった!ごちそうさまでした!
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