もう在庫切れになっていますが、リンク。
先日妹から「期限が近いんだけど、おいしくないから食べきれない。片づけるのを手伝って」と、こんなレトルトカレーをもらいました。
発泡スチロールのトレイの中に、レトルトパウチが二つ。
片方はカレールー、片方にはご飯は入っています。
このトレイに開けて、温めずにそのまま食べられるとのこと(もちろん温めてもOK)。
折りたたみのプラスチックスプーンまでついています。
災害で「手元にほんとに何にも無くなった」状態でも食べられるカレーですね。
そしてアレルゲンフリー。
カレーなのにすごいな、どんな材料でどうやって作ってるんだろう、と思いつつ、
…あったかくないカレーっておいしいの…?あっそうだった、妹から「おいしくない」と言われたヤツだった。
とりあえず、温めないで一口。
…。
………あれ?
…そこまで言われるほどのものか?
うん、確かに「おいしいカレー」ではない。
でも、味…まずい訳じゃなくて、…ぼんやりしているだけでは?
試しに、数口食べた残りはがっちり温め、ルーと御飯を別々に食べてみました。
案の定、それぞれの味は悪くないんです。
でも、
カレーが辛くない。
ご飯がやわらかい。
そのせいで加熱しないと「熱くも冷たくもないぼんやりした味のやわらかいもの」
加熱すると「辛さを抜いたカレー粉を入れたおかゆ」って感じの食べ物になっています。
誰でも食べられるものを目指すとこうなるのでは
この商品のいいところは、アレルギー持ちでも、幼児でも、高齢でも、食べられるようにしてあるところです。
なので、離乳食や介護食にもなるように歯が無くても平気なくらい柔らかいご飯になっています。
そしてカレーが超甘口。
これはどうやったって「おいしい!」ってシロモノは作れないはず。
個人的には「誰でもどんな状況でもとりあえず食べられるものがある」状態にできるってだけで、こういう品物には存在価値があると思います。
おなか減ってると寒さがよけいに凍みて動きにくくなるし、怒りっぽくなるから…。
こういうの、普段から食べておいたほうがいいのかもな、と思いました。
日常で、一緒に食べる人がいたらその人たちと、おいしいとかおいしくないとか言いながら食べる。
日常で食べた経験があると、非常時にいきなり非常食を食べるより「知ってるものを食べてる」という心の余裕が出るし、
その時の思い出も加味される…と、思いました。
そしていろいろ書いちゃったけど、こういう非常食もおいしくしよう!と日々工夫している企業の皆さん、ありがとうございます。
コメント